お役立ち情報 Help information
就職活動にはさまざまな要素が必要となります。
話し方や自己ピーアール力、履歴書の内容など。もちろん身だしなみも相手に好印象を持ってもらうためには重要な
要素です。ここでは、就職活動をされる方にとって少しでも力になるような情報を公開していきます。
●【面接のコツ①】~早期退職の理由を聞かれたら~
転職の場合、必ず質問されることの一つは、「退職の理由」であることは間違いありません。さらに、それが早期退職ということであれば、なおさらでしょう。必ず質問されることがわかっているのですから、しっかりとした「早期退職の理由」を用意することが求められます。
面接の担当官にしてみても、必ず聞かれることがわかっていることに対して、しっかりとした回答ができないようであれば、仕事面でも準備を怠る人なのではないかと判断しても不思議はありません。
面接においてチェックされることは、「この人はどのような人物なのか」ということや、「この人はうちの会社にふさわしいか」ということが中心ですが、「この人は長く働いてくれるだろうか」ということもポイントになります。費用と時間をかけて採用した人がすぐに辞めてしまっては困るからです。ましてや、転職者なのですから退職理由は気になるところです。
このようなことから、早期退職の理由を聞かれたときに重要なことは、「決してマイナスイメージのことは言わない」ということになります。
早期退職者ですから、何か事情があったことは面接する側も承知済みです。健康問題、人間関係、取引先とのトラブルなど、実際に退職した理由はさまざまでしょう。もしかするとブラック企業だったのかもしれません。しかし、そうであったとして、前向きな目的で早期退職したのだという理由を述べなくてはいけません。
絶対に言ってはいけないのが、不平や不満です。職場の雰囲気や人間関係が最悪だったとしても、給料が低かったとしても、サービス残業が多かったとしても、それだけを理由に退職したと言ってしまっては、あなたが悪いわけではないのに、あなたの印象も悪くしてしまいます。別れた恋人の悪口を言っているようなものなのです。
あくまでも、「ステップアップのための早期退職であり、転職なのだ」という方向で、ポジティブな転職であることをアピールしてください。
この会社で働きたいという気持ちが感じられない人物は採用されないということはわかると思いますが、それ以前に、仕事に前向きでない人物は会社には不必要なのです。ネガティブな原因だったとしても、嘘をつくわけではありません。何かしら、ポジティブな理由があるはずです。面接官の目を見て、胸を張って、しっかりと退職理由を述べてください。
●【面接のコツ②】~上手な自己PR~
面接で必ずと言っていいほど聞かれることの一つが、「自己PR」だと思います。自己PRは、「1分間で自己PRをしてください」と面接官から言われることもあります。
面接官は、あなたがどんな人物なのかわかりませんから、あなたのことを知りたくて質問するわけです。しかし、お見合いではなく転職の面接ですから、あなたの人となりを知りたいだけではなく、あなたがこの会社の戦力になる人か、この会社にふさわしい人か、ということも知りたいのです。また、自己アピールするときの態度は、自社製品のプレゼン能力や取引業者とのコミュニケーション能力にもつながります。
「自分はこんなにこの会社にふさわしい人間です」ということを伝える自己PRでなくてはいけません。
面接における自己PRは、提示→理由→結論という流れにするとよいでしょう。
最初に、自己PRするポイントを1つ「提示」します。ポイントを1つだけにした方が印象に残りやすいです。このポイントとして、「まじめです」「根気があります」「明るいです」という人物としての長所をあげてしまう人もいるのですが、応募職種の仕事をすることにつながる長所をあげるようにしてください。
アピールポイントを提示したら、それを補強するための「理由」を述べます。なぜそこがアピールポイントなのかという理由として、前職の経験をあげて具体的に述べるようにします。面接が新卒採用以来の場合、その就職活動のやり方を踏襲して転職の面接に臨んでしまい、学生時代の経験を理由としてあげる人がいます。しかし、転職の面接なのですから、社会人としての経験を理由にする方が説得力が増します。
そして最後に、自分のアピールポイントを応募職種(企業)でこのように活かすことができます、として「結論」づけるのです。
提示から結論までを、応募職種(企業)にふさわしい人物であるということをアピールするように心がけてください。面接官の目を見て、胸を張って話すことも必要です。自信が無さそうだと、ウソを言っているように見てますからね。
●【面接のコツ③】~よくある質問と回答のポイント~
転職を希望するのなら、面接は避けて通れない道です。しかし面接が苦手だという人も多いですよね。しかし面接の成功にはセオリーがあります。そのポイントのひとつが、よくある質問を前もって把握し、回答を準備しておくことです。一般的な企業でよく質問される項目についてまとめてみましたので、参考にしてください
・人間性について
「自己紹介をしてください」「自分の長所・短所はどこですか」といった人間性に関する質問です。この質問で面接官が確認したいのは、あなたの人物像やコミュニケーション能力についてのことです。 面接官に自分をアピールしたいと思うあまり長々と話してしまう人がいますが、具体的なエピソードや数字などを用いて簡潔にまとめられるようにしておきましょう。
・志望動機について
「当社を志望されているのはなぜですか」「前職を辞めた理由はなんですか」といった志望動機に関する質問から面接官は、あなたがどのようなスキルを持っていて、どのような展望を持って転職したいと考えているのかを知りたいと考えています。 転職理由はネガティブなものになりがちですので、キャリアアップのためといった点を強調し、相手先の企業が求めるスキルと合致する自分の能力を上手にアピールすることが重要です。
・希望する条件について
「残業や休日出勤は可能ですか」「勤務地の希望はありますか」といった労働条件についての質問です。これらの質問は、入社後に労働条件についての認識の違いからトラブルになることを避けるために行われています。 問題がない場合は、笑顔ではっきりとそう伝えることがポイントです。もし残業や転勤などに対応できないという場合は、対応できない理由を添えて正直に話をしましょう。
・質問はありますか
面接の最後に尋ねられることが多い質問です。特にないと答えてしまいがちな質問ですが、本当に心から入社を希望している企業ならば、いくらかの疑問を持って当然です。入社への意欲をはかられる質問でもあります。
イエス、ノーの回答では終わらず、前向きであなただけのオリジナリティがある質問を考えておくようにしましょう。