●就職生に役立つ「会社四季報」の活用法
就活を始めるときにまず考えることといえば「どの企業への就職を希望するか」ということです。昔から憧れていた会社がある、大学で学んだ分野を生かせるのはこの企業しかない、そんなときには迷う必要はありませんが、どの企業を選ぶべきか決めかねている人も多いはず。そんなときに活用して欲しいのが「会社四季報」です。客観的な視点から企業のデータがまとめられているこの本の就活の場における活用法についてまとめました。
■企業に関する基本的な情報を知ることができる
「会社四季報」とは、日本のすべての上場企業についての財務データや業績予想、事業の状況から最新トピックまで様々な情報が掲載されている情報誌です。東洋経済新報社の独自の取材による企業情報がまとめられているため、就活サイトや企業のホームページなどには掲載されていない情報までしっかりとチェックすることができます。それぞれの企業から掲載料等を徴収せず、中立の立場から情報をまとめているため、客観的かつ信用できる情報を見ることができる点が特徴的だと言えるでしょう。
■企業を比較検討することができる
それでは、会社四季報は就活においてはどのように活用することができるのでしょうか。重要なのは、同じ形式で情報が掲載されているため、企業データを比較して検討することができるという点です。例えば、長く勤められる安定した企業かどうかを確認するには、財務欄の株主持分比率を見ます。これによって企業の財務体質の安全性をチェックすることができるんです。また、企業ごとの平均給与が確認できるという点も就職生には魅力的なはずです。平均給与の額と共に平均年齢をみると、その年齢でのおおよその給与が把握できます。同じ指標でデータが掲載されているため、企業ごとの比較をするのに向いているということですね。
どんな点を重視して会社を選ぶかという点は、人によって異なるかもしれません。しかし、会社四季報を使うことで自分がこだわりたい条件にそって独自のデータをまとめることができるということは覚えておいてくださいね。
●求職活動中にすべき行動とは
求職活動中には、色々な行動を行うことが大事で、すべき行動を取ることによって、自分にどんどんいいものを与えることも大事になってきます。適当に行動していることで、悪いイメージがどんどん付いてしまったり、間違った行動が多くなってしまうと、あまりいい求職活動が出来なくなってしまいます。求職活動中は、とにかく仕事を見つけるために必要なことと、できることはどんどん進めて、採用に近づけるようにしてください。 まず行っておきたいのは、職場を見学させてもらうことです。見学させてくれるかどうかは、会社によって異なりますが、求職活動中であることを伝えて、求人を見たことを話せば行ってくれることもあります。何も見ないで決定するよりも、色々な情報を見て判断したほうが、いい活動ができるようになります。さらに、会社を見学したことによって、名前を覚えてもらうことが出来るので、接点を増やすことが出来ます。採用に影響が出ることもあるので、余裕があれば行っていくといいです。 次にやらなければならないのが、セミナーなどに参加して、求職活動中に知識を増やしておくことです。専門的なところへ進む場合や、求職活動中の不安を持っている場合は、セミナーに参加して色々な情報を仕入れておきます。知識を得ることで、面接にいい効果を発揮できるようにしたり、不安を取り除いて活動をスムースに行えるようにします。面接や履歴書など、求職活動中に不安になりそうな部分を解消できるセミナーでも構いません。 こうして、色々な行動をしていくことによって、より採用に近づけるようにしていくことが大切です。勿論、採用されるためには、その会社の情報収集を細かく行っていくことになり、常にニュースなどで確認しておくといいです。近所の人に評判を聞いてみたり、何か知っていることがあるかを聞いてみるのもいいことで、すべき行動をしっかりやっていけば、転職をうまく行えるようになります。
●転職活動で遅刻が確定した場合の対処方法
転職活動で遅刻が確定してしまった!ということもあるのではないでしょうか。
転職活動で遅刻は絶対にしてはいけないものですが、時には寝坊をしてしまったり、交通手段のトラブ ルなどが原因で、面接に遅刻してしまうケースがあります。
遅刻してしまった時点で、もうその会社は不採用になってしまうだろうし、あきらめよう…という方もいらっ しゃると思いますが、どうしても入りたい会社の場合には、遅刻が確定したとしてもあきらめずに対処を することが大切です。
まず、対処方法としては、遅刻しそうになった時点で、できるだけ早く事前連絡を入れるということが重要 となります。
まず、遅れてしまうということに対し、誠意をもって謝罪するということ、またなぜ遅刻しそうなのか理由を 説明するということ、そして到着予定の時間を伝えることが大切です。
遅れて到着した場合、面接を受けてもよいのかどうか、ということも確認をするようにしましょう。もしもどう してもその日に受けることができない場合は、面接が後日になることもあります。その辺りは、指示を仰 ぐようにしましょう。
採用担当は、遅刻だけを理由として不採用にするということはありませんし、トラブルが起こった際、適切 な対処をすることができれば、面接を受けることができたり、あるいは採用してもらえる可能性があります。
遅刻が確定してしまった時点で、無断で欠席してしまったり、あるいは無断で遅刻する方もいますが、こ れはマナーなどに欠けるため、確実に不採用となります。
また、体調不良によって、遅刻が確定してしまうこともあります。この場合にも、体調不良であることを丁 寧に伝え、そして丁寧に謝罪をすることが大切です。
どんな場合でも、遅刻は許されるわけではなく、スケジュールをゆったりと組むことで、遅刻を防ぐことは できるはずです。遅刻はしないことが原則ですが、もしも遅刻となってしまった場合には、相手に失礼の 無いように対応をしましょう。